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子どもの頃の記憶・・・

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先週、母と友達とでバラ園に行った。
天気がいいと、気分も機嫌もいい。

私が生まれてから今まで、出会ってないのだから
同じ会話を何度も何度もしている。
少し痴呆も入っているのだから、しかたないけど。
それでも母のうれしそうな顔を見ると、こちらも幸せな気分になる。

「私なんか幸せやよなぁ。この年になって、あんたみたいな
子どもができるねんから・・・」

幸せそうな母の顔を見ると、私の幼少の頃の思い出話ができなくなる。
何を言っても悲しませてしまう。
そして「私が手放したから悪いんや。私のせいやな」と言って泣く。

でも母の顔を見ると、小さい頃の記憶が蘇える。
例えば、最近よく思い出すこと。

生まれてから私を育ててくれた最初の養母は、
小学校4年生の終わりごろ亡くなった。
それから次の養母が来るまでの一年間、そして亡くなる前数年間は
入退院の繰り返しだったので、
父と私の二人だけで暮らしていた。
小学校の低学年のとき、養母が入院していた病院は私の遊び場。
よくエレベーターに一人で乗って遊んでいたので
病院の人に怒られた。

父が誰かの結婚披露宴に出席したとき
私に一人で留守番させるのは、不安だと言って
披露宴会場があるホテルに連れて行った。
でも私まで招待されているわけではないので
父は漫画を私に与えて、ホテルのロビーに座らせ
「絶対に動くな!」ときつく言いつけて去っていった。

私は、言われたとおり、ロビーのソファーに座って
漫画を読んでいたが、すぐに読みおわってしまい
きょろきょろ周りを観察していた。

子どもが一人で長時間いることを不審に思った
ホテルのお姉さんが来て
「誰と一緒に来たの?」「お名前は?」と聞く。
私は、きちんと答えたつもり。
「お母さんは?」
私「亡くなりました」
「お父さんは?」
私「ここで待てと言って、どこかへ行きました」

瞬く間に、私を取り囲む人が増えた。
人が変わっても同じ事を聞く。

「お名前は?」
「お母さんは?」
私「亡くなりました」
「お父さんは?」
私「ここで待てと言って、どこかへ行きました」

何度も答えているうちに、
あれ?私って捨て子みたい・・・と思った。
果ては、おまわりさんまで来た。
そして同じ質問。

「お名前は?」
「お母さんは?」
私「亡くなりました」
「お父さんは?」
私「ここで待てと言って、どこかへ行きました」

結局、館内放送してもらったら
父があわてて、やってきた。
そして全く知らない人の結婚披露宴の末席で
ご飯を食べさせてもらった。

そんなことが、何度もあった。
だいたいは、喫茶店で待たされることが多かった。
同じ喫茶店だと、店員さんと顔見知りになるので
ジュースをおごってくれるときもあった。

今は携帯電話もあるし、コンビニ弁当だってあるから
こんなことはないだろうけど、
今では、思い出して一人で笑ってしまう。

てな、話をよく思い出す今日この頃。マリコ
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by chachamylove2003 | 2010-05-25 21:00 | 私的なこと