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苔はむさずに、削り落として

去年、タイ・バンコクのタマサート大学のそばで人と待ち合わせをしていた。
でも待ち合わせまでに時間があったので
手持ち無沙汰でぶらぶらしていると
占いの看板がたくさん並んでいたのが気になった。
ここいらあたりは、占いで有名な地区。
以前から知ってはいたが、占ってもらったことはない。
時間つぶしにその中の一人のおばさんの前に座った。
化粧濃厚、額てかてか、どすこいと太っていて、
一筋縄ではいかないわよタイプ。

「今まではよくなかったけど、
来年からはすべてがよくなるわよ」
どういう面で?何が?とそのときは思った。
「あんた、占い師にならない?
向いている線が出ているわ。
教えてあげるわよ」と
私の手相を見て言った。

すべて聞いたことがある。
今まで何らかの占い師のところに行ったときも
占い師に向いているとか
生まれたときが一番悪く、それから徐々によくなる。
一番よい運勢は80才のとき、とか、、、
いろいろ言われたことがある。

だから、今回も気にしなかった。

でも今年、実母に会い
いい年だと思った。
やっとこれで人並みになれる。
自分の母と出会うことができたのだから。
嫌なことを言う人もやはりたくさんいた。
今までもいたし、これからもたくさんいるのだろう。
大人になってから自分の実の母に会う気持ちなんて
経験した人でないとわからない。
いや、人それぞれ事情が違うのだから、誰にもわからないのだろう。

思えば、今まで無茶苦茶な人生を歩んできた。
それもこれも、あの人に会うためだと思えば
すべての小さな出来事や出会いが美しい。
東北タイの農村のおばあちゃんたちに出会わなければ
実母と会おうとも思わなかったし
会っても、今までの母親のタイプと違ったので面食らっただろう。

今は、嫌なことや自称親族の無茶苦茶な要求を無視し
母との時間を大切にしたい。
なんとなく、あのタイの占い師のおばちゃんにもう一度会いたい気分。
生まれてからずっと、何だかわけのわからぬ人生の流れ
(それを運勢と呼ぶのだろうか)に身をゆだねて
今まで流されてきた。

流されるなら、そのまま流れてしまえ。
またあちこちの岩で頭をぶちあてながら
Rolling stone
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by chachamylove2003 | 2010-03-18 04:00 | 私的なこと

ひな祭り

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実母の手作り。
顔は綿棒。
部屋に行ったとき、もらってきた。
私の宝物。
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by chachamylove2003 | 2010-03-03 21:52 | 私的なこと