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葬式の意味

葬式は、死んだ人のために行うものではなく、これから先も生きていかなければならない残された者たちのもの。
久しぶりに、そのことを実感した日々でした。

短期の予定で行ったタイ。その日程の少なくとも1/3は葬式に出ていた。
と言っても、タイでは人が亡くなってから、火葬の日まで毎日夕方に僧侶を呼んで読経してもらうから、何人もの人の葬式に出ていたわけではない。
一人のタイ人の古い知り合いが長患いの末に亡くなったのだった。
王族などは亡くなってから火葬まで100日間遺体を寺に安置して読経を続ける。
しかし古い知り合いであった故人は、3日以内に荼毘に付すよう言い残していたらしく4日目には火葬された。

若い頃は、農村のフィールドワーカーとして働いていた彼にとって、
頭が切れるために、他人が馬鹿に見えたのだろう。
NGOやら治療やらを通じて多くの人と関わったのに、彼から直接いろいろなメリットを得た人たちでさえ、心の中では彼に馬鹿にされたと感じていた。
そのため、その能力に反して、回りからあまり快く思われていない人だった。

それでも葬式には多くの人がやってきた。
ほとんど同窓会状態。
10年以上会っていない人と再会し、非常に楽しい葬式だった。
私だけでなく、故人としばらく接点を持たなかった多くの人たちが
やってきたため、あちらこちらで同窓の輪ができていた。
そして以前は、いがみ合っていたグループや陰口のたたきあいをしていた人も
近況を尋ねあい、お互いの老化を嘆き、談笑を重ねていた。

こうやって葬式があるたびに人々は集まり
またお互いのしわや白髪を嘆きあうのだろう。
そして若いころの衝突や諍いは時が解決し
みんな同じ目標である、死や涅槃に向かってい
死者を鞭打つ人は、ここにはいない。
死を前にして、人々は優しくなれる。
そして平等になれる。

とにかく先に来世(または涅槃、どこであろうと)に行くだけのこと。
私もそろそろ余生を逆算して計画を立てなければいけないときかも。
合掌。
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by chachamylove2003 | 2008-08-31 16:01 | 東北タイ

東北タイのばあさん・ふたたび

どこかの介護雑誌(・・・)に書いた文章を友達がHPにアップしたので。
音がほしいけど、全部テープなのよ、、、。

http://publishpath.googlepages.com/oldwisewoman


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by chachamylove2003 | 2008-08-07 00:03 | 東北タイ