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これだからタイの男は・・・。


10日間ほど、タイに行ってきた。様々な私用処理と、日本の暑さから逃れるため。
毎日雨が降っていたので、涼しかった。やっぱり日本の夏は、タイへ避暑に出かけるのが一番。

その10日間で何度も聞かされた「これだからタイの男は・・・・(phuchi thai pen yang ni lae)」という言葉。

私はこのような表現をしない。タイの男、タイの女、日本の男、日本の女という言い方で、人を表現してしまうと、私はどうも「日本の女」の範疇に入らないようで、社会からのけ者にされているような気がする。だから私は、こんな風には言わないのだけれど、タイ人女性が、日本人である私に繰り返し言うのだ。

バンコクの繁華街で、たまたま出会った知り合いと話しているとき、ノックの娘の噂を聞いた。4年前に36才で、癌で亡くなった友達ノックの話は、以前も書いたことがある。献身的に看病する夫とかわいい二人の娘を残して、早くに逝ってしまったけれど、彼女を慕っていた人は多い。

知り合いが言うには、ノックが亡くなる前に、夫の方は女を家に連れ込み、死んだらすぐに結婚して、すでに小さな子供もいるとか。ノックが亡くなって、すでに4年。再婚するのを邪魔する気はないけれど、そりゃあ早すぎないかい?

次女のネティーは、お父さんに逆らって家に居着かなくなって、結局14才で子供を作って中学も中退してしまった。長女は今年大学に入って、友達の寮を泊まり歩き、ほとんど帰ってこないよう。

「新しい女を家に入れてからは、子供の言うことより、彼女の言うことばかり聞いている。それも娘と同じぐらいの若い女を、お母さんって呼べるわけないだろう。これだからタイの男は・・・」

私の目には、理想的な家族の姿に映ったのに、ノックが死んだ途端、これほどまでに崩壊するのが早いのか。
ノックが死んだとき、ネティーは10才。私の場合も、10才のとき、前の母が亡くなった。だからネティーには、もっと幸せになって欲しかった。
一目会いたくて、彼女が屋台で果物を売っているというあたりを探したら、炎天下汗だくでトリアンを、若い夫とともに売っていた。まだまだ子供の体に、顔だけ老けて疲れていた。

ま、若いんだから、これから先いろいろできることもあるから、、、、と気を取り直しても、やっぱり「もったいない」と思ってしまう。人ごとながら、大学にも行って欲しかったし、決して行けない家庭でもなかったし、成績もよかったわけだから。

ノックの夫とも少し声を交わした。元気そうだったし、彼なりに娘のことが心配なようだ。

この話題は、ノックが生前働いていた大学の学部の職員間でもよく知るところだった。異口同音に、ノックの夫が引き込んだ新しい妻は、カラオケスナックで働いていた、娘とさほど年齢が違わない10代の女の子らしいことを非難し、「これだからタイの男は・・・」と怒るのだ。

タイの男は、妻亡き後、やもめ暮らしができないほど、依存心が強く、家事ができないし、寂しがり屋らしい。

このことを、中学校の教師をしている友達に話すと、「私が先に死んだら、うちの亭主も絶対に、すぐ再婚すると思う。あの人は、一人でなんにもできないもの。ほんと、これだからタイの男は・・・だめなのよ。全然自立していない」

彼女の夫と話すと、「妻が先に死んだら、きっと再婚すると思う。他にどうしろと言うの?」

日本よりは、結婚・離婚が簡単にできる国だから、タイの男は多情なのかもしれない。でもたぶん、子供の重みの方が、日本と異なるのではないかと思う。子供なんて、あっという間に自分の手を離れる。それより、まず自分の人生の充実。その後に子供のことを考える。

変に「子供のために、自分の人生を犠牲にしてきた」という日本人よりも、ずっとすっきりしているのじゃないかとも思った。
日本では、親が死ぬまで、子供は大人になることができない。
タイでは、植物も育つのが早いが、人間も14-5才になれば、もう大人。
何でも成長するのが早い。ただし寿命が尽きるのが早いのが残念なところ。

なんにしても、ネティーが幸せに過ごせますように。そして彼女の家族にも幸せが訪れるように、祈っています。マリコ
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by chachamylove2003 | 2006-08-26 00:50 | 東北タイ

The Remaker คนระลึกชาติ Khon raluk chat

タイ語を打てることを発見したが、さすがにブラインド・タッチはできない。キーボードにタイ文字シールを貼らないと。

Thai film.comのデータベースにもなぜかアクセスできない。
私のマックのせいか。。。

上座仏教世界タイでは、前世の業とか、親の因果が子に報いとか、日常的会話によく出てくる。現代風の映画であっても、この手のテーマは大好き。

chao kam nai wenと呼ばれる者が、誰にでもいるらしい。時空を越えて遺恨を懐く宿敵とでもいうのだろうか。殺した結果、殺され、また殺すという因果応報。そういう悪い循環を断つために、お布施をする。私も,chao kam nai wenに功徳を送りなさいと言われ、お寺に寄付してきたところだ。

主人公の場合は、ちょっと状況が違うが、基本的には悪循環を断つために、人を助けて功徳を積むような善人になっていくという話。
前世の行いが、現世の状態を導き、現世の行いが来世の状態を決める。
この原理は、今でも人びとの生活の基本を支えている。
映画でも繰り返し再生産され続け、見るのはもう飽きた感もあるが、
人に対して良い行いをすることは、自分のためにもなる、
つまり情けは人のためならずってことは、私も忘れずにいたい。

ちなみに、このVCD、バンコクのDVD,VCD屋さんで買った。
他の物を買うときには、タイ人の軽薄で無愛想な店員に腹が立つのに
映画のVCD,DVDを買うときだけは違う。
なぜなら、店員はそこで売られている、ほとんどすべての映画を見ているため、
積極的に勧めてくれるのだ。
「どんな映画?」と聞けば、それなりにあらすじと、セールスポイントを述べてくれる。
これでこそ、商売の基本です。

どうして他の商品じゃ、そこまで研究しないのかねえ。マリコ
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by chachamylove2003 | 2006-08-26 00:23 | タイ映画

北の虎ーイサーンの虎

Phayak nua- sua isan 
主演Sombat Methani

たぶん50年代ぐらいの作品。
最近Thai Foundationのdatabaseにアクセスできないので、製作年を調べることができない。
どうしてだろうか、、、、。

タイ映画50周年と名をうって、たくさん作られたVCDのひとつ。だから50年代だと思うのです。
この頃の特徴って、なんだろ。
西部劇っぽいチープなアクション、CIAばりのスパイ、地方を牛耳るヤクザ組織、主人公はあくまでかっこよく、女にもてて、、、、てなところか。
時代を考えると、納得いくこともある。

チャンマイなんて、えーーこれが?っていうくらい田舎町。スリンなんて、象とバンファイ・ロケット祭りの様子だけ。

注目したのは、ヤクザ(虎)のネットワーク。南部、北部はチャンマイ、東北部はスリン、中部はナコンサワンに、それぞれ基地を持っていて、武器の違法な商売をしている。
スリンに今も有名なヤクザがいることを考えると、やっぱり東北タイの中心はスリンだったのかと勝手に納得。
最初、象を中国に輸出することで、金を手にして、地方の権力者となっていったという話をタイ人から聞いたことがある。そして今や、タクシン政権のよきサポーター。

話が現代に逸れてしまったが、私的に面白いのは、イサーンと名がついてる映画なのに、イサーン語も東北タイもほとんどでてこない。イサーン出身らしき人も、中央タイ語を喋っていること。

今の映画だと、字幕スーパーつきででも、イサーン(ラオ)語を話してしまうのに。

エンターテイメント映画が本格的に出だしたのが、50-60年代?かな?
そういえば、その頃、日本映画でもタイを舞台にしたものもいくつかある。見てみたいな。

マリコ
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by chachamylove2003 | 2006-08-13 22:09 | タイ映画

怪盗ブラックタイガー

やっと見ました。怪盗ブラックタイガー(ファーイタライジョーン)。
(製作年、調べる、、、、、、)

バンコクで、古い映画のVCDを探しても、これだけはいつも探し出せなかった。
なのに日本では、TSUTAYAにある。

正統派(?)タイの西部劇。舞台はスパンブリー。
スパンは90年代ぐらいまで、(たぶん今にいたるまで)、バンコクから見れば
西部劇的フロンティアだった。
撃ち合い、強盗、地元の権力争い、ほとんど無法地帯、腕力ある者が権力を持つ、

またスパンは同時に、民謡など、謡う文化が盛んな地域。
現在のルーク・トゥンの発祥の地は、スパンあたりじゃあ、なかったっけ?
今も生きているルーク・トゥンの大御所は、スパン出身。

タイの中部地方であるのに、その中で、「田舎」「野蛮」のコトバがとても似合う地域。

ブラックタイガー(スア・ダム)もまた、強盗団の一員だった。
貧しい村の区長の息子、その恋の相手はバンコクからやってきた知事の一人娘。
子供の頃、いつも彼女を守り、そのために自分の立場を悪くしてきた。
そのうちに、知事の娘ラムプイも彼に恋心を懐くようになる。

二人は大きくなり離ればなれになったが、ダムに不幸が訪れる。
地元の権力争いに巻き込まれたダムの父が殺され、憎しみに駆られたダムは、地元の盗賊に助けられて、父の敵をうち、自らも盗賊となった。

そんなとき、また二人は出会う。
彼女には、エリート警察官との結婚話が持ち上がり、無理矢理結婚させられようとしていた。
そのエリート警察官は、盗賊との銃撃戦の末、命を落とそうとしていたが、ダムは彼女の婚約者であることを知ると、彼を逃がしてしまう。
そのため、ダムは盗賊団に殺されそうになるが、彼女が昔くれたハーモニカによって、命拾いする(胸ポケットに入っていたハーモニカに、銃弾があたるのよね、、、、same old pattern)

ラムプイの結婚式の日、盗賊団がおそってくる。
しかしダムは、彼女を救う。
結局はエリート警察官の銃弾によって、彼は彼女の腕の中で死ぬ。

あな、可哀想、、、、。

全編、歌(どういうジャンルと表現すればいいのだろうか、昔の歌謡曲っぽい、ルークトゥンの原型のような甘い恋歌)が流れる。
挿入される多くの歌が、この映画を安っぽいB級西部劇にさせていない。

血が吹き出る音が、わざとらしい派手な音だったり、
ストーリーがよくあるもので、美男美女+悪玉しか出てこなくって
パロディっぽく笑えるけど、
娯楽映画として、おもしろかった。

DVD貸してくれた人に、感謝。マリコ
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by chachamylove2003 | 2006-08-02 22:38 | タイ映画